当サイトで紹介している商品・サービス等の外部リンクには、アフィリエイト広告を利用しているものがあります
こんにちは。こももです。
もう1週間以上前の話になりますが(温めすぎ)制作が発表されてからずっと公開を心待ちにしていた映画『かくかくしかじか』を鑑賞してきました。
映画『かくかくしかじか』あらすじ

宮崎県に住み漫画家になるという夢を持つ、ぐうたら高校生・明子
人気漫画家を目指していく彼女にはスパルタ絵画教師・日高先生との戦いと青春の記録があった
先生が望んだ二人の未来、明子がついた許されない嘘
ずっと描くことができなかった9年間の日々が明かされる──
<キャスト・スタッフ>
永野芽郁、大泉洋、見上愛、神尾楓珠、MEGUMI、大森南朋
原作:東村アキコ
脚本:東村アキコ、伊達さん
監督: 関和亮
音楽:宗形勇輝
<上映時間>
126分
<公開日>
2025年5月16日
私の感想
数々のヒット作を生み出してきた人気漫画家・東村アキコ先生が自伝的作品として描き、第8回マンガ大賞および第19回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞を受賞した漫画『かくかくしかじか』を実写化したこの作品。
東村先生の生まれ故郷である宮崎をはじめ、石川、東京と3つの街を舞台に漫画家を目指す少女と恩師である絵画教師との9年間にわたる軌跡が描かれています。
今までにも数多くの映像化オファーがあったが「完璧な形での実現は不可能だろう」という思いから断り続けてきた東村先生を動かしたのは、大泉洋の出演と母校・金沢美術工芸大学の校舎移転なのだそう。
うん、たしかに。
大泉洋は厳しさと純真ゆえのユーモアを兼ね備えた日高先生そのものだったし、シーンとしてはそれほど多くはなかったけど明子が「描かない」大学時代を過ごした金沢美術工芸大学の佇まいは素晴らしいのひと言。
あの空間と空気感はセットでは出せないよな〜
だからこそそんな恵まれた素晴らしい環境に身を置きながら4年間「描かない」明子が浮き彫りになるという。
ま、親元を離れてのひとり暮らし(しかも20歳前後)ってそんなものよね。
東村先生は脚本執筆のみならずロケ場所の選定や交渉、エピソードの取捨選択、セリフや演技のニュアンス部分の指導や修正、宮崎弁の方言指導、美術監修や漫画所作指導、作中で使われる漫画の絵入れ(しかも進行形)、そして差し入れまですべてを一貫して請け追っていたのだそう(!!!)
そのため抱えている数々の連載を1ヶ月お休みし、ほぼ毎日現場に出向いていたんですって。
東村先生が公開直前にNHKの情報番組に出演していた時にもこの↑お話をしていてすごく面白かったな〜
そんな風に先生が全力投球した結果は確実に作品に表れています。
スクリーンにいた永野芽郁ちゃんはたしかに宮崎でのびのび育った林明子であり漫画家・東村アキコ先生だった。
映画を観ながら漫画のシーンを何度も思い出すくらい全編に渡ってすべてが忠実に再現されていたと思う。
高校も絵画教室も明子先生の実家も(行った事はないけど)宮崎のゆったり温厚な雰囲気がよく出ていたし、一転日本海側独特の凜とした金沢の雰囲気も素敵だった。
華やかで刺激的な街として描かれる東京も然り。
大森南朋さんの健一(明子のお父さん)がとにかく最高!
そして長井短の石田拓実先生が最高オブ最高!
キャラの再現度が高すぎる〜
自伝的作品ゆえにギャグ要素が控えめだからこそしっかりきっちりギャグ部分を担ってくれてありがたい
チンパン子のエピソードも入れてくれて嬉しかった〜
撮影の手伝いに来ていた絵画教室の後輩たちが大泉洋を前に「日高先生が本当にいるみたい」「日高先生が生きているみたい」と泣き出し、大泉洋もつられて泣くというエピソードは色んなところで語られているけれど、何回も漫画を読んでいた私もそう思う。
永野芽郁ちゃんも大泉洋もコメディとシリアスを軽やかに行き来していてとても素晴らしい作品でした。
私には明子のように熱中したモノもなければ忘れられないほどの恩師もいない、ダウジングでセンター試験を突破したような面白エピソードもないけれど、なぜか自己投影してしまうんですよね。不思議。
人生において後悔は数多くあるけれど、もう戻れないからこそ前を向いて顔を上げて歩んでいくしかない。

観終わった後にまた漫画が読みたくなるし、漫画を読むともう一度映画が観たくなる。
近いうちにもう一度観にいこうと目論んでいます。
そうそう、エンドロールの至る所に登場する「東村アキコ」の文字、ぜひ見てください。
原作者というだけでなく、どれほど東村先生がこの作品に深く関わっているかがよ〜くわかります。
(おまけ)このインタビュー記事すごく面白いです。ぜひ!
初めてのアフタヌーンティー
実は今回の映画鑑賞は「妹の旦那さん(マーくん)の兄夫婦」というとても珍しい方々と一緒のお出かけでした。
お兄さん夫婦とは年一回の花火大会で毎年顔を合わせているけど、今まで直接的なお付き合いはなかったんですよね。

とてもオープンなマーくん一家は、嫁の姉である私まで花火大会やお兄さん夫婦の勤める会社のイベントにも招待してくださるんですよ、、本当にありがたい!

ひょんな事から兄嫁のマユミさんも東村アキコ先生の大ファンであると知り、意気投合して今回の映画鑑賞に至ったのでした。

せっかくだし
アフタヌーンティーとか行きません?
とマユミさんが素晴らしい提案をしてくれたので、恵比寿へ移動して人生初のアフタヌーンティーをいただきました。

向かったのは恵比寿ガーデンプレイスタワー最上階のROTISSERIE★BLUE(ロティサリーブルー)
通されたのは窓側のお席、眺望が素晴らしい最高のロケーションでした。
曇り空だったのが少し残念だけど、お天気が良すぎると日差しが気になるだろうし(笑)眩しくてブラインドを下げる事になるだろうからこのくらいの天気で良かったのかも。

カフェはフリーフロー。やはり紅茶の種類が多いですね。
乾杯にスパークリングを(私だけ)いただきました。

まずは名物のロティサリーチキンから。
- 丸鶏を低温のオーブンで回転させながらじっくり焼いた料理
しっとりジューシーでものすごくおいしい!マスタードが合う〜
だがしかし骨付き肉ゆえ、かなり食べづらいのが難点(苦笑)
結局ナイフとフォークではうまく食べられず3人揃って直接かぶりつきました。

そしていよいよ本番のアフタヌーンティー!
3段のティースタンド登場です。

1段目はサンドイッチとスコーン。

2段目はケーキとタルティーヌ。

3段目はマカロンやケーキ、プティパフェなど華やかなラインナップ。
そして「TDLおつかれさまでした!!」のメッセージが!
これは今年の3月に姪っこを舞浜のホテルとディズニーランドに連れて行った事の労いだそうです。

感激!!!!!
いやね、これだって元はお兄さん夫婦の勤める会社のイベントで(私の妹のんちゃんが)当選したホテル宿泊券を使っただけなんです。
翌日にディズニーランドには連れて行ったけど、一方的に恩恵を受けたのは私の方なのにそれを労ってくれるなんて!
いい人たちすぎる(涙)嬉しい。こちらこそありがとうございますです。

ほぐしたロティサリーチキンを使ったバケットサンドイッチ、めちゃめちゃおいしかった。
パリパリのバケットとチキンがよく合う。

2段目でちょっとしたハプニング発生。
タルティーヌに異物が混入していたので(ほんのちょっとした物だけども!)お店の方にお伝えしたところ、素敵なデコレーションを施して新しいものを提供してくれました。
人が作るものだもの。どんなに気をつけていても混入してしまうのは仕方ない。
問題はその後の対応よ。
もちろんとても気持ちの良い対応をしていただき、その後も安心して過ごすことができました。

そしてお詫びとしてマンゴー(パイナップルかも)のロールケーキのサービスが!
スポンジがふわっふわでカットされたパイナップルの酸味との相性も良く、とてもおいしくいただきました。
おしゃべりに夢中で他のケーキやドリンク類の写真はないけれど、とてもおいしく楽しい時間を過ごしました。
最初は緊張したお兄さん夫婦とのお出かけだったけど、映画にロティサリーチキンにアフタヌーンティーに楽しいおしゃべりと大満足の一日となりました。
妹の結婚により生まれた新しい縁に感謝だな〜
それでは、また。