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こんにちは。こももです。
ブログタイトルの通り先週、世帯分離の手続きをして参りました。
- 同居していながら家族間(主に親と子)の世帯を分けること
離婚して実家に戻って13年以上両親(今は母のみ)と世帯を共にしてきましたが、ようやくです。
いや、、ようやくと言うとまるで今まで何かしらの理由があって手続き出来なかった、みたいに聞こえるけど実際はそうではない(笑)
キッカケは母みっちゃん宛てに届いた「今年度の介護保険料のお知らせ」でした。

現在80歳のみっちゃんはもちろん年金生活者で収入源は年金オンリー。
なので後期高齢者医療保険料や介護保険料などは年金から自動的に差し引かれており、自ら払い込む必要はありません。
毎年「今年度のあなたの保険料はこの金額なので年金から引きますね」とお知らせされるだけです。
ちなみに本人=みっちゃんはこの手のお知らせは一切読みません。開封さえしない。
思えば父とっちゃんもほぼ読んでなかった気がする(苦笑)
ゆえに毎回私が開封して一応確認してるのだけど、所得が低いから保険料なども(私たち現役世代と比べると)断然安く、特別おかしいところも見当たらないので毎年ザッと目を通すだけで終えていました。
ですが何故か今回は妙〜に気になりましてね。
保険料決定の基準となる所得段階の算定方法をじっくりと読んでみたんです。
するとみっちゃん自身は第2段階と下から2番目であるものの、私と世帯を共にしていることで数段階上の保険料を支払っている事に気づきました。
その差、介護保険料だけで年間約50,000円!
いえね、当たり前といえば当たり前なんですけど。
ずっと両親と世帯を共にしてきたけどとっちゃんが生きていた時にはあまり深く考えていなかったんですよね←
ただこの件に関心が及んだことは、ある。
それはとっちゃんが認知症になって介護が必要になった時。

世帯分離した方がいいのかも
世帯分離って親の介護が必要になった時によく聞くワードのひとつですよね。
現役世代の子とリタイア後の親が一緒に暮らしている場合、世帯分離をすることで親世代に経済的メリットが生まれるケースが多いのです。
- 親世代の世帯年収が下がって「住民税非課税」となる可能性がある
- 介護費用の負担が軽減される可能性が高い など
世帯分離をすると親の所得のみが介護費用負担額の算定対象となるため、介護保険の自己負担割合が軽減される可能性が高くなる、という訳。
なのになぜ当時、世帯分離手続きをしなかったか?というと、想像以上にとっちゃんの介護期間が短かったから。
検討する時間さえ与えず急いで逝ってしまったんだもの!
それにとっちゃんが生きていた時は私がいることでの差がさほど大きくなかった気がするし。
、、、今回ちゃんと調べたら年間30,000円以上違った!ごめん(笑)
今のところみっちゃんに介護は必要なくその兆候もないけれど、いつどうなるかわからないし、必ず支払う介護保険料だけで年間50,000円の差があるとなると話は違ってきますよね。
そうなると後期高齢者医療保険料も変わってくるだろうし。

世帯分離の条件は「それぞれの世帯で独立した家計を営んでいること」
我が家の場合私は給与、みっちゃんは年金、とそれぞれが生活に困らない程度の収入を得ており条件はクリア!
手続きは区役所の他に特別出張所でも可能、本人が出向くならマイナンバーカードがあればOKと至って簡単そう。
もうこれはやるしかない!
という事でこの手の手続きをもっとも億劫がるみっちゃんに恐る恐る提案してみました。

これこれこういう訳で
世帯分離しようと思うの
拒否反応が出ないよう「年間50,000円以上も差がある事」「世帯を分けても生活上何も変わらない事」「もし介護が必要になったら絶対にやった方がいい事」などをゆっくり説明していたら、、

いいね!
すぐやろう!
あっさり快諾!!!
とっちゃんが亡くなった時「私は世帯主になりたくないっ!」ってあんなにゴネてたのに(笑)
ま、結果よかったけど。
となればみっちゃんの気が変わらないうちに善は急げと、話をした翌日に我が家から徒歩5分の距離にある特別出張所で手続きをしてきました。
区役所とは違って常に空いている特別出張所の窓口で世帯分離手続きをしたい旨を伝え、職員さんの指示に従って申請書に住所やそれぞれの氏名、生年月日、続柄などを記入。
あとは世帯主である私のマイナンバーカードを提示するだけで特に分離の理由なども聞かれず、手続きはものの5分で終了しました。
拍子抜けするほど簡単。むしろ簡単すぎて心配になるくらい(笑)
みっちゃんも当事者だと思って一緒に行ってもらったけど、もしかしたら世帯主(=私)だけで手続き出来たのかも。
近所とはいえ暑い中歩かせてごめんよ、、、
世帯分離は家庭環境によってデメリットもいくつかあるようだけど、そもそも親子で扶養関係がない我が家にはメリットしかありませんでした。
終えた今では「なぜもっと早くやっておかなかったんだ!」と後悔するほど手続きは簡単だし、とにかく親世代の経済的メリットが大きい。
高齢の親と同居している、または同居する予定のある方は検討する価値があるかもしれません。
よし、これで来年度からはみっちゃんの介護保険料などが下がるはず。
来年の保険料のお知らせも忘れずに確認しなきゃ。
それでは、また。